深夜のスーパー銭湯は死体が転がる明るい廃墟のよう
理想的な睡眠環境を再現(画像は寝るときだけ変化する本人)
眠たい目はカフェインでジャギジャギ
加賀フェス帰り、深夜1時過ぎ。
眠たい目をカフェインで無理やり開け、車を走らせた私は、国道沿いのレジャーランド隣のでかいスーパー銭湯へ行った。
ぼーっと突っ立っているだけだったが、それでも薄ら汗はかいてるし、眠たさも相まって家はほどほど近いにせよそれでも構わない姿勢でそこに入った。
なんか内灘で見たことあるバンがあったけどそこはどうでも良かった。
スーパー銭湯のシステムはよくわからないが、深夜料金が設定されているらしい、 恐らく湯つぼでぐっすりごぼごぼ寝ておられる方用に設定されているのだろう。
受付を済ませると靴の鍵を没収され、代わりにバネの付いた鍵を渡された。
あまりに近いところなので普段はあまり入らない。私にとっては新鮮なところだったので、ぶらりスーパー銭湯ふらつきの旅に出てみた。
景気付けに古いおみくじマシーンに100円を入れて運試ししてみた。(今日8/18現在やっと開けてみたら恋みくじ末吉だった。どうっでもいいや)
1階はゲームセンターと食事処があり、ここでお金を落としてねといった感じで配置されていた。
地下1階に行く。
椅子とテーブルがたくさん置かれていた。
ここで談笑なんかをするんだろう。
奥を見るとネオン光の下でフィリピンのパブの人がなんか喋ってた。
コインランドリーもあるし、なんだここで生活できんじゃんと思った。
反対側、自動ドアを開いた先に行くと。
仮眠室という名の同じ服を着た死体がゴロゴロ転がるきれいな廃墟がそこにあった。
速攻で引き返し、2階へ行く。
2階はお風呂と岩盤浴と休憩室のフロアだった。
無機質に動き続けるフローズンマシンがある休憩室にはまた同じ服を着た死体がゴロゴロ転がっていた。
風呂に入る。
流石にここで寝ている人はいないだろうと思っていたけど、露天の床が暖かいゾーンに股間にタオルだけおいた状態で死んでいた人がいた。その勇気があればなんでも出来るだろう。
体を洗って顔を血だらけにして風呂に入る。
泡が出る風呂に入っては水風呂を繰り返して、水風呂の温度を若干上げることに成功したところで満足して風呂を上がる。
ここに来て集中力がスパンと途切れてしまったので青い服に着替えて死ぬことにした。
ブランケットを持って彷徨う。
マッサージ機では寝にくいので雑魚寝出来るとこを探してちょうど一つ空いていたのでそこで音楽を聞きながら寝た。
体を寝かすと頭をつけているにも関わらず、足がちょこっと出てしまうのが問題だったが、もうどうでも良かった。
ぐすり寝た。
いびきで起きた。
ぐすりねた。
起きた。
やっぱり家で寝ればよかったと思った。